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今年も大往松の恵み「招福の輪」が出来ました

2019.10.02

 本堂に向かう参道を登り切ると、右手に見えるのが「大往松」。いつも多くの参拝者の皆様を暖かくお迎えしております。

傑山寺の三葉の松「大王松」

 大往松の葉が秋になるとひらひらと落ち、次第に敷き詰められて松の葉の絨毯のように見えます。 私たちの身の回りでもっともなじみの深いアカマツやクロマツの葉は二つですが傑山寺の大往松の葉はとても珍しく三本の葉に分かれています。

 傑山寺とは宗派が異なりますが、高野山にある「三鈷の松(さんこのまつ)」と呼ばれている大きな松の木の葉も三つに分かれているそうです。

 三葉の松の葉をお守りとして財布の中に入れて持っているとご利益を授かることができ、幸せになれると言われているようです。傑山寺を参拝された方からも、「丸めて持ち歩いた所、『わらしべ長者』のお話のように楽しい事が次々と‥‥。」、そんな嬉しいご報告を伺うこともあります。

 今年も多くの皆様にお持ちになっていただきたく、今年の大往松の葉で作った「招福の輪」をご用意しております。丸く輪にした大往松の三葉の葉に、可愛らしく千代紙を飾り付けました。三色ご用意しております。もちろん、皆様の幸せを願い無料でお持ちいただいておりますので、 参拝の折はご遠慮なさらず、是非お声がけください。

 10月5日(土)に開催される「鬼小十郎祭り」までには十分な数を用意いたしますので、鬼小十郎祭りにいらっしゃった皆様にも、是非お立ち寄りいただきたいと思います。

 私も早速、去年のものと交換し財布に入れました。

皆さまにも多くの福が訪れますように。

寺庭

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