妙心寺派について
妙心寺派はインドの達磨大師さまから中国の臨済禅師さまを経て、妙心寺開山無相大師さまへと受け嗣がれてきた一流の禅を宗旨・教義としています。
1337年、95代の花園法皇さまの勅願によって妙心寺が創建され、妙心寺の開山無相大師さまの法流は四派に分かれ、現在、本山塔頭は46ヵ寺、全国3400ヵ寺に広がり、臨済宗では最大の宗派になっています。
お釈迦さまを大恩教主と尊崇し、その教えを心にいただく禅の安心を求めます。
開山無相大師さまの最期の教え「請う、其の本を務めよ」と開基花園法皇さまの「報恩謝徳」の聖旨による仏法興隆を実践します。
自身仏を信じて坐禅に励み、脚下を照顧しながら生かされている自分を感謝して、社会を心の花園と念じ和やかな人生を目指します。
妙心寺派の本山は京都にある妙心寺です。 山号を正法山と称します。開山は関山慧玄、開基は花園法皇です。 妙心寺の地はもと花園法皇の離宮(仁和寺花園御所)でしたが、花園法皇が厚く帰依した大徳寺の開山宗峰妙超(大燈国師)のすすめで、その高弟の関山慧玄を開山として建てられました。 妙心寺派には関連機関として花園大学、花園高校、洛西花園幼稚園などがあります。
妙心寺派の教え
生活信条
一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう
人間の尊さにめざめ 自分の生活も他人の生活も大切にしましょう
生かされている自分を感謝し 報恩の行を積みましょう
信心のことば
わが身をこのまま空なりと観じて、静かに坐りましょう
衆生は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう
社会を心の花園と念じて、和やかに生きましょう
ご自宅の御仏壇にお祭りする場合の妙心寺派のご本尊と脇侍
ご本尊 | 釈迦如来像 |
脇侍 | 釈迦如来像に向かって右側に開山無相大師の木造か御影像の掛け軸 釈迦如来像に向かって左側に花園法皇の木造か御影像の掛け軸 |
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