サンマリノ共和国駐日大使御夫妻が来寺されました。
9月25日にサンマリノ共和国の駐日大使御夫妻が傑山寺においでになり坐禅を体験されました。御夫妻は前日24日から白石市にお出でになり、白石城に宿泊されました。
早朝、傑山寺にいらっしゃった時、大使御夫妻は主催者の東北運輸局がお二人のために用意した作務衣を着ておられました。
大使は坐禅に入る前に、坐禅の意味や「坐禅をして気持ちがすっきりとするのはなぜなのか?」など、いろいろ詳しく質問をされました。
坐禅に入り、「警策(けいさく=坐禅の時に肩を叩く棒)」をいただいた際に、「 もっと強く叩いてください。」とおっしゃられ、副住職が更に強く警策 を与えたところ、「肩こりがありますから気持ち良かった。」などとおっしゃられ、 大使御夫妻を取り囲むようにいらっしゃった20人余りの取材陣の方々の中にも笑いがこぼれました。御夫妻の気さくなお人柄を感じた瞬間でした。
坐禅の後には、用意した朝粥禅を召し上がられ、大使の奥様も更に坐禅に深く興味を持たれたご様子でした 。
その後、イタリアの美味しいお店の話や地元サンマリノの美味しいワインの話をされたり、奥様も日本のお酒がとても気に入っていらっしゃるようで話が盛り上がり、予定の時間を大幅に超えても話は途切れませんでした。
大使は、いろいろな国を訪問されておられるようですが、日本の素晴らしさも、感じていただけたことと思います。お帰りの際には住職と固い握手をしてくださいました。短い時間ではありましたが、坐禅を通して大使御夫妻と住職の気持ちが通じ合ったのではないかと感じました。
傑山寺の彼岸花も、今年はお彼岸にはちょっと間に合わなかったのですが、10月5日に行われる「鬼小十郎祭り」の頃には境内を赤く彩る事でしょう。
寺庭