初代「谷風」の墓掃除に思う
2020.08.26
当寺には江戸時代に「最強の大関」と呼ばれた、初代谷風梶之助のお墓があります。(初代谷風についての詳細は基本ページでご覧ください。)
没後約280年後の今でも、全国から多くの相撲ファンの方が絶えることなく、谷風のお墓に御参りに見えます。
何故か勇気づけられます。
お掃除しながら何度も、自分の墓石になるこの大きな大きな石を、谷風はどんな思いで担いで運んできたのだろう?という思いが頭の中に浮かびました。
そして、それを今目の前で見たとしたらどんな光景なんだろうなぁと。
白石を愛し、この地に眠られている初代谷風さんのお力を、今の時代にお借りする方法はないものか?と考えながらお掃除をしておりました。
気に掛かっていても、日々の忙しさに追われ、なかなか出来ない事があります。
コロナ禍の中で行事や催事が中止になっている今こそ、積もり積もった課題に一つひとつ取り組もうと思っております。
お掃除が終わった後は心が洗われました。
寺庭